和名:トビズムカデ
学名:Scolopendra subspinipes
大きさ:60〜150 mm
採集できる季節:〜 月
採集できる場所:奈良教育大学の理科棟裏で採集されました。
説明:オオムカデ属の仲間でも頭の色が鳶色(とびいろ:ちゃいろ)であることから、鳶頭(トビズ)ムカデとよばれており、同属の種には、青頭(アオズ)ムカデ(頭と胴体がほぼ同じ色)もおります。かまれると激痛がありますので、注意してください。夜間にクヌギなどで、ガや蝶などを捕獲しているところを観察したことがありますが、ムカデの仲間は第1胴節の顎肢に毒腺をもっているので、これで昆虫をとらえて餌にするようです。ハンドソーティング法で捕獲しましたが、危険なので、大きなピンセットを使っています。

青森県以南(本州、四国、九州)でみつかります。

かたちの

とくちょう

  • ムカデ類の最大の種を含む属(オオムカデ属)である。
  • 歩肢は21対。21番目の長い曳航肢(えいこうし:ひきずられる肢のこと)は、歩くのには使えない。
  • 体色は濃い青藍色(せいらんしょく:こい青色)です。
  • 第1背板(はいばん)の前の縁が頭板(とうばん)のしたにある。
さんこうに

した本

小学館の図鑑NEO昆虫 小学館

日本産土壌動物検索図説 東海大学出版会

改訂校庭のクモ・ダニ・アブラムシ 全国農村教育協会